日本でできる海外進学準備のコツ

情報収集は大変!進学先は出発前に決めておこう

現地で英語力をあげながら進学の準備をしよう。そう思う人も多いと思いますが、不慣れな土地での情報収集は結構、大変です。日本で進学先を決めておけば、目的意識も高まって勉強に専念できます。

1.日本で留学カウンセリングを受ける
経験豊富なカウンセラーに留学の希望を伝え、自分にぴったりの留学プラン作りや学校を探す手助けをしてもらいましょう。現地の最新情報も入手できます。

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2.日本で入学手続きまで済ませておく
入学に必要な書類を集めたり、提出用エッセイを書いたりする作業は時間がかかるものです。日本で入学手続きをしておけば、現地に行って悩むことはありません。

留学会社のプロカウンセラーの手助けで自分にぴったりの大学を決める

留学希望者の多くは、まずは現地の語学学校に留学し、そこで英語を勉強している間に大学を探したり入学手続きをしたりすればいいと思っているかもしれません。しかし、現地でそうした作業をするのは決して簡単なことではありません。語学学校のスタッフに相談すればいいと思っても、アドバイザーは通常ネイティブスピーカーです。語学力が十分にない段階に英語で相談するのは大変です。準備に手間取って出願締め切り日に間に合わないということも起こりえます。そもそも、そうしたことに時間や神経を使っていると、周囲の環境に溶け込んだり、英語の勉強に専念したりすることがおろそかになってしまいます。
その点、日本にいる間に留学先を決めておけば楽だ。留学会社の専門のカウンセラーが、学びたいこと、将来の進路、留学費用、行きたい都市など、留学に対する希望を聞き、その人に合った留学プランを考えてくれます。そして、頻繁に話し合いを重ねて、本人にぴったりの学校を選んでくれます。現地の最新情報もわかるし、途中で進路変更をしたいときでも安心して相談できるでしょう。

入学手続きを済ませれば、目的を持って勉強に集中できる

留学する大学が決まったら、入学手続きまで済ませておきましょう。入学する大学が決まれば、目標が定まったということになります。留学に対するモチベーションも高まり、あとはそれに向かって英語の勉強などに集中するだけ。出願もプロに頼めば、必要な書類の手配や書類記入のヘルプ、エッセイの指導などをして申し込みを代行してくれます。また、ビザ取得のサポートまでしてくれます。
英語力が大学の条件に満たなくても、入学方法には可能性がいくつかあります。まず、条件付き入学許可をもらえる場合があることです。これは、英語力以外の入学条件が満たされていれば、仮入学の許可を出してくれるもので、最終的に英語力がその学校の要求レベルに達したら正規入学が許可されるというもの。もうひとつは、現在の自分の条件で入学できる4年制大学あるいは2年制大学にまず入学することです。そこで英語力や学力をつけた後、本来の志望校に編入する方法です。こちらの道を取る場合でも、留学準備校のカウンセラーがしっかりサポートをしてくれるでしょう。

日本で英語力をできるだけ上げておこう

希望する大学が設定している英語条件を出発前にクリアしておけば、現地で英語を学ぶ時間がカットできます。さらに、大学の学部入学も早い期間に実現することができるはずです。

1.英語学校にあるTOEFLやIELTSコースを受講
テスト対策を目標にした効果的なプログラムで集中学習。
志望校が要求するスコアに限りなく近づけば、正規入学への距離も短くなります。

2.海外のESLを日本で受講
海外の大学で1年間ESLを受けるのは時間もお金ももったいないこと。
日本でしっかり勉強すれば、TOEFL免除での入学も可能になります。

英語力基準を計るテスト
TOEFL&IELTS

TOEFL(Test of English as a Foreign Language)
IELTS(International English Language Testing System)
TOEFLはアメリカやカナダを中心に、他の英語圏の国でも基本的に採用されているテスト。
IELTSはイギリスやニュージーランドを中心に、オーストラリアでも採用されているテスト。

どんなサービスを提供しているの?

海外の大学では入学に際して、日本の大学のような入試は行いません。その代わり入学希望者は、個々の大学が設けているいくつかの入学条件をクリアする必要があります。そのうち、どの大学でも設けている条件が英語力です。留学希望者の英語力を見るためにTOEFLやIELTSという英語力判定テストがあり、それぞれの大学で、入学に必要なテストスコアを設定しています。TOEFLやIELTSを受験してそのスコアを志望校に送るのですが、自分のスコアが大学の要求スコアに達していなければ入学はできません。
たとえばアメリカの大学の多くは付属機関として英語研修機関を設けており、ESL(留学生を対象とした英語)プログラムを提供しています。英語条件が満たない入学希望者はそこで英語を勉強し、一定の英語力がついたところで学部生として正規入学できる仕組みです。多くの日本人はこのESLプログラムをおよそ1年間取ることが多いですが、これでは留学期間やお金の無駄になることはもちろん、体力や気力も消耗してしまいます。実際、ESLで学ぶうちに留学への意欲が薄れたり、悩んだり、遊んだりしてしまい、正規入学できずに帰国してしまう人は多いのです。

日本人の英語の弱点を克服するテスト対策コース

こんなことにならないようにするには、日本でTOEFLやIELTS対策の勉強をして、少しでも良いスコアを出すことです。英語力がつけば、現地に行ってからESLで学ぶ期間を短縮できることは確実。たとえば1学期間学んだところで学校が要求する英語力に達すれば、それだけ早く学部入学ができることになります。
TOEFLやIELTSは出題形式や内容に一定のパターンがあります。それに慣れることが第一に大切で、留学準備校や英語学校では、これらのテスト対策コースを提供しているところが多いです。実際、日本でTOEFLなどのテスト対策をするメリットは大きいです。日本人学生の英語の弱点を知り尽くし、日本人学生のために練られたカリキュラムで学べるので、効率よくスコアアップを図ることができるからです。日本語で指導を受けられるので、細かい要点まで教えてもらえます。勉強していくうえでの疑問や悩みにも専門のカウンセラーが相談にのってくれるので安心。同じ目的を持った生徒と学ぶという環境は、良い意味で刺激にもなるでしょう。

海外のESLを修了し、TOEFL免除で入学

さらに、TOEFLそのものが免除になるプログラムを提供している留学準備校もあります。日本で英語を学んだ後、海外の提携校のESLで学び、上級レベルのクラスを修了したところで修了証書をもらいます。それが、十分な英語力を満たしていることの証明になるので、TOEFLを受けずに提携校に入学できるというシステム。TOEFL免除のメリットは大きく、テストで好成績をあげなければならないというプレッシャーがないため、精神的に余裕が出ます。スコアアップに固執することなく、大学で学ぶうえで必要なアカデミックな英語の総合力をつけることに専念できるでしょう。英語力が十分ない人でも、ステップバイステップ式の勉強で、確実に力がついていくはずです。

アクティブな海外の授業スタイルに慣れておこう

海外の授業スタイルは日本のそれとは異なるものです。どのような授業が行なわれるのかを、あらかじめ知っておけば、戸惑うことも少なくスムーズな留学生活がスタートできるはずです。

1.海外の大学の授業スタイルで行われるコースを受講する
自分の意見を持ってディスカッションに参加したり、自分で調べ上げたことを発表したりという訓練を積めば、実際の授業でも慌てずすみます。

2.海外の大学で学ぶうえでのスタディスキルを身につける
講義ノートの取り方、英語の文献の速読法、コンピュータの使い方など、大学で勉強するときに必要な「技術」を身につけましょう。

アクティブな姿勢で授業に参加することが大事

海外の大学の授業は日本の大学のそれとはかなり違います。日本のように、最終的には試験でよい成績を取れば単位を取得できるというものではありません。海外では、積極的に授業に参加することが求められ、それが成績上でも評価されます。クラスにもよるが、一般にディスカッションや、教授と学生との対話型の授業スタイルが多く、グループワークもあります。ディスカッションになったら自分の意見をどんどん発表したり、グループワークでは積極的に活動したりしなければならな李ません。ただ黙っているだけでは、教授やクラスメイトから無視され、どんどん孤立してしまいます。課題では自分で調べたものをまとめるリサーチペーパーの提出がいくつも課せられ、調べたものをプレゼンテーション(発表)することもあります。授業が終わったら図書館やコンピュータルームに向かい、ペーパー作成のために自発的に勉強に専念しなければいけません。

論理的に考え、自分の意見を積極的に述べます

留学生の多くは、授業開始の初日からこうしたスタイルにいきなり遭遇すると、戸惑いや気後れを感じてしまう。まじめに講義を聴いているだけではだめだとわかっても、どう参加すればいいかわからず、ますます消極的な姿勢になってしまう。実際、そうした授業に慣れるまで1〜2学期間かかる人も少なくない。
そうなることを避け、留学生活をスムーズに始めるには、日本にいるときに、海外の大学の授業スタイルに慣れておく必要がある。留学準備校の中にはそれに近いかたちで教えているところがあるので注目したい。たとえば、英語のネイティブスピーカーが教えている学校、政治、経済、国際情勢などアカデミックなテーマを扱い、ディスカッションやプレゼンテーションを授業に頻繁に取り入れている学校、リサーチペーパーの提出を課している学校などだ。最初は簡単なところから始め、ポイントを指導しながら次第に実際の大学の授業スタイルに近づけていく。こうすることで現地の授業の雰囲気を体で覚え、留学してすぐに環境に馴染むことができるだろう。

大学で勉強するにはそれなりのスキルが必要

大学でこのように勉強をしていくには、一般にスタディスキルと呼ばれる学習テクニックが必要です。たとえば、論理的かつわかりやすくプレゼンテーションをする方法や序論、本論、結論という構成に基づいた論理的なリサーチペーパーを書く方法。相手の意見を聞いたうえで自分の意見を述べる方法や特定のテーマに対して反対か賛成かの考えをはっきりさせてディスカッションに参加する方法。また、コンピューターを使ったリサーチ方法や、分厚い資料を速読しながら要点をつかみ取る方法。そして、教授の講義を理解しながらノートを取る方法などなど。留学準備校ではこうしたスタディスキルを教えている所が少なくありません。それを日本にいるときから身につけておけば必ず役に立つはずです。また、リサーチペーパーの提出や科目登録、教授からの連絡事項など、さまざまな場面でコンピュータを使うことになるので、その技術も日本にいる間に身につけておくと良いでしょう。

海外の大学に移行できる単位を取得しておこう

あなたが大学生の場合
海外の大学に移行できる単位を取得しておきましょう。
効率よく大学卒業したいなら、海外の大学に移行できる単位を取得しておきましょう。

1.単位が移行できる科目を履修
現地の大学でも設けている一般教育科目を取り、その単位を現地の大学に移行します。こうすれば、留学後に取るべき単位数が少なくなり、卒業までが楽になります。

2.提携校をもつ学校のプログラムを受講
移行できると思っていた単位が認められないこともあります。単位移行に関する協定を持った提携校への留学なら、無駄なくスムーズに単位を移行できます。

単位を移行できれば留学生活に余裕が出る

アメリカの4年制大学の学部課程は日本と同じで、1〜2年次に一般教育科目を中心に学び、3〜4年次に専門科目を学美ます。それぞれ必修科目や選択科目を履修して各科目の単位を積み重ね、卒業に必要な単位数を満たせば晴れて卒業となります。
ところで、アメリカでは単位の移行、つまり前の学校で取った単位を転入先の学校で認める制度が柔軟です。移行された単位は、転入先大学で取得しなければならない単位に置き換えられるのです。
単位は科目間で置き換えられるので、同じような科目をもう一度取る必要がありません。卒業までに取るべき単位数が少なくてすむため、留学生活に余裕が出てきます。多くの単位が認められれば卒業までの期間が短縮できるでしょう。

移行可能な科目を日本で履修しておこう

嬉しいのは、日本で取った単位も移行することができることです。移行できる単位(科目)で最も可能性が高いのが英語(現地の学生も取る「国語」としての英語ではなく、留学生に必修となっている英語)です。他に数学、社会学、会計学、西洋史、化学、生物学、体育、アートなど一般教育課程の科目も移行がしやすいです。
ただし無条件に移行できるわけではありません。一般教育課程の科目でも、日本で取った科目と同じようなものが留学先になければ置き換えられませんし、科目の成績が悪ければ認められません。どの科目の単位が移行可能かは留学先の大学によって異なり、移行できると思っていた科目が認められなかったということも起きます。
無駄なくスムーズに単位を移行するには、あらかじめ移行できそうな科目を履修しておくのが良いでしょう。そして、できるだけ好成績を取るようにがんばることが大切です。留学準備校の中には、移行可能な単位の取得ができる学校があるので調べてみましょう。提携大学をもつ学校なら、その大学に単位を確実に移行できるよう履修プログラムが組まれているので、より効率がよくなります。
なお、いわゆるトップスクールと呼ばれるアメリカの一流大学では、通常、単位移行はできないので注意が必要。また、オーストラリアの大学にも単位移行ができるところがあるので注目してみましょう。

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